「風水的に良い間取りってどんな間取りなの?」
「風水を取り入れた間取りにしたい!」
「風水って意味あるの?」
この記事を読んでいるあなたはこのように考えているのではないでしょうか。
新築で家づくりを始めていたり、新しい家の購入を検討をしている方で「少しでも良い家に住みたい!」と考えている方なら風水を取り入れようと検討している方も多いはず。
しかし、はじめて風水を取り入れようと検討している方にとっては、何から始めて良いのかさっぱりですよね。
そこで今回は風水・家相からみた良い間取りを解説していきます!はじめて取り入れようとしている方でも、簡単に真似できる方法を解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
また『女性目線の家造り』を行うプレジール株式会社の風水アドバイザー北田富美子さんに風水を取り入れた間取りについて詳しくインタビューをしているので、下記の記事も合わせてご覧ください。
家の間取りにおいて風水が重要な理由
風水を取り入れることで、住人にとって良い環境作りができ、家族などが幸せになる空間を作り出すことができるんですね。
おまじないのようなものと勘違いされがちですが、風水や家相によって取り入れられる間取りは、環境学や統計学に基づいた学問です。
風水や家相では、「風水を取り入れることでどんな効果を得たいのか?」「どんな運気を上げたいのか?」など住人の目的によって方法が変わってきてしまいます。
そのため、「まず何をするか」よりも先に「どんな効果を得たいのか」といった理想を決めることから始めていきましょう。
風水で理想的な良い間取り5選
「代表的な風水は何かないの?」
「簡単に取り入れられる風水的に良い間取りはないの?」
と思う方もいるでしょう。
ここでは、簡単に取り入れられる風水で理想的な良い間取りを紹介します。
以下の5つが風水で理想的な良い間取りです。
- 風通りの良い玄関
- 日の当たるリビング
- キッチンは『東・東南』
- 水廻りは『北・東・西・東南』
- 階段の風通しを良くする
それぞれ解説していきますね。
風通りの良い玄関
玄関は『気の入口』になっているため、良い気を取り入れる工夫が必要です。
良い気を家に循環させるために、風通しがよく日当たりの良い玄関にすることを意識しましょう。
とくに『東・東南・南・北西』の方角に向いていると、さらに運気が上がりやすくなるので、実践してみてください。
玄関の間取りを改善するだけでも大きな変化となるので、優先的に取り入れると良いでしょう。
日の当たるリビング
家族が1番長く生活する場所であるリビングでは、日の光を最大限取り込める間取りにすると良いでしょう。
日の当たりが良いことで、リビングに良い気を循環させることができます。また『東・東南・南』の方角にリビングをおくことでさらなる期待ができるんですね。
良い気を循環させることで、家族にとって居心地の良い家になるんです。
キッチンは『東・東南』
相反する性質を持つ火と水が両方あるキッチンは、悪い気が溜まりやすい場所となります。
そのため、悪い気が溜まらないように吉の方角である『東・東南』に配置すると良いでしょう。
またキッチン内でもなるべく火を使うコンロと食材を保管する冷蔵庫は、向かい合わせで設置しないことがおすすめです。
どうしても避けられない場合は、観葉植物などを置くことで改善することができます。
水廻りは『北・東・西・東南』
水廻りは悪い気が溜まりやすいので、トイレや風呂場などの水廻り設備の配置は、丁寧に検討する必要があります。
玄関の正面に配置してしまうと、一気に運気を下げることになってしまうので避けるように心がけましょう。
また湿気の溜まりやすい場所でもあるので、風通しの良さは重視することをおすすめします。
階段の風通しを良くする
階段はどの方位にあっても気が通り抜けてしまうため、パワーを維持するのが難しいです。
良い間取りにするためには、風通しや光がたくさん取り入れられるように窓を設置すると良いでしょう。
窓のない階段を避けるだけでも運気をあげることができるんですね。
【要注意】風水で避けるべき悪い間取り3選
ここまで風水で理想的な良い間取りを紹介してきましたが、ここでは避けるべき悪い間取りを解説していきます。
悪い間取りを避けるだけでも効果はあるので、参考にしてみてください。
以下の3つが避けるべき悪い間取りです。
- 三所に三備を設けず
- 正中線(せいちゅうせん)・四隅線(しぐうせん)
- 張り・欠け
それぞれ解説していきます。
三所に三備を設けず
三所は『鬼門・裏鬼門・家の中心』のことを指し、三備は『玄関・キッチン・トイレ』を指します。
つまり『三所に三備を設けず』とは、鬼門・裏鬼門・家の中心に玄関・キッチン・トイレを設置してはいけないということを示しているんですね。
特に鬼門・裏鬼門は、鬼が通る道と言われているので避けるべき方位です。
- 鬼門=北東
- 裏鬼門=南西
上記の鬼門・裏鬼門を避けるだけでも運気を保つことができるので、参考にしてくださいね。
正中線(せいちゅうせん)・四隅線(しぐうせん)
風水・家相では、正中線と四隅線は避けるべきポイントとして取り上げられます。
- 正中線:南と北、東と西を結ぶ線
- 四隅線:北東と南西、北西と南東を結ぶ線
上記の正中線と四隅線に風呂・トイレ・キッチンを設置してしまうことで運気を下げてしまうので注意が必要です。
特に北東と南西を結ぶ線は『鬼門線』と呼ばれるので、避けるようにしましょう。
張り・欠け
家の外壁を基準に、外壁ラインから出っ張った部分を『張り』、凹んでいる部分を『欠け』と呼びます。
基本的には張りは吉とされ、欠けは凶と言われていますが、方位との組み合わせで凶相になることがあるんですね。
以下の張り・欠けと方位の組み合わせは避けるようにすると良いでしょう。
方角と張り・欠け | 概要 |
---|---|
北東の張り | 健康運の低下、男児に災いに遭いやすい、相続でもめやすい |
南西の張り | 女主人になりやすい、女系家族になりやすい、旦那の力が衰える |
北の欠け | 大凶、健康運の低下 |
北東(鬼門)の欠け | 家庭が衰退 |
東の欠け | 男性の勢いが弱くなる |
南東の欠け | 大凶、人間関係の不振 |
南の欠け | 金銭運や仕事運の低下 |
南西(裏鬼門)の欠け | 家庭運の低下 |
西の欠け | 凶、金運の低下 |
北西の欠け | 大凶、金運の低下 |
上記のように数多くの凶相の組み合わせがあるので、ご自身でどうしても下げたくない運気だけでも避けるようにすると良いでしょう。
間取り以外で意識するべき風水とは
ここまでは、間取りを考える際に意識するべき風水を解説してきました。
しかし、家を建てる以上どこかは必ず鬼門になるため、全てが吉方位になるような完璧な間取りは存在しません。
方位にこだわりすぎて不自然で住みにくい家になってしまっては意味がないので、間取りでうまくいかない点は、別の風水で改善を試みてください。
そこでは、間取り以外で意識するべき風水を解説していきます。
以下の2つが間取り以外で意識するべき風水です。
- 観葉植物などのアイテムを取り入れる
- 鬼門を意識する
それぞれ解説していきます。
観葉植物などのアイテムを取り入れる
観葉植物は基本的に住人にとって良い気をもたらしてくれるので、間取りでうまくいかない場合などに取り入れると良いでしょう。
観葉植物の種類は、ご自身が気に入っているものであれば、見るたびに癒され気分をあげることができるので特別品種にこだわる必要はありません。
しかし、極端に先の尖った品種や、蔦が這ってしまうような品種は避けることをおすすめします。
また、光がない際には二酸化炭素が排出されるため、寝室に置く事は不向きと言えるでしょう。
鬼門を意識する
鬼門は鬼の通り道として恐れられていますが、実は神様が通る神聖な場所でもあります。
そのため、鬼門でも環境を整えることで運気を下げずに生活することができるんですね。
鬼門でも運気を下げない方法としてできる事は以下の3つです。
- こまめな掃除をする
- 明るい空間にするために光を取り入れる
- 換気を行い空気の循環をよくする
上記の3つの事を意識的に行うことで、問題はないのでできる範囲で実践してみてくださいね。
どんなに間取りを意識しても必ず鬼門になってしまう場所はあるので、環境を整える意識を忘れずにしましょう。
まとめ
今回は風水・家相からみた良い間取りを解説してきました。
風水・家相で理想的な良い間取りは以下の5つです。
- 風通りの良い玄関
- 日の当たるリビング
- キッチンは『東・東南』
- 水廻りは『北・東・西・東南』
- 階段の風通しを良くする
しかし、どんなに上記の間取りを意識しても完璧な間取りにする事はできません。
実現できるところは取り入れ、実現が難しい場合は他で補えるようにすると良いでしょう。
この記事を読んだあなたの家づくりの助力になれたら幸いです。